バルセロナでのお話。 Archives

日本人とルノアール

ピエール・オーギュスト・ルノアールは日本人にも広く親しまれている画家である。ルノアールの絵は、ゴッホやピカソなどの強烈な印象こそないものの、明るくて印象が優しく、わかりやすい。また、描かれる人物の表情が穏やかであり、絵心がない人が見ても「いいな」と思いやすいのだ。
日本には「銀座ルノアール」という喫茶店がある。会議室を設けるなど、かなり大規模なチェーン展開をしており、1989年には業界で初めて株式の店頭公開をおこなっている。この喫茶店は画家のピエール・オーギュスト・ルノアールの洋画のレプリカを多く展示していることでも知られている。
ピエール・オーギュスト・ルノアールはフランス中南部のリモージュで生まれた。3歳の時、一家でパリに移住し、13歳で磁器の絵付職人となる。しかし、当時のフランスでは産業革命、機械化の影響で、伝統的な磁器絵付けの仕事は減少していた。このため職人としての仕事を失うこととなったルノアールは画家を目指した。

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